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歯を失ったら

歯が抜ける原因

ばい菌の繁殖
口の中には数多くのばい菌が生息しています。
手入れが行き届いていなかったり体調を崩して免疫力が下がったりすると、ばい菌の繁殖が活発になります。

歯でばい菌の繁殖したのがむし歯、歯ぐきで繁殖したのが歯周病です。
どちらも、悪化すると歯を失うことになります
噛む力が強すぎる
口を自然に閉じている時は、上の歯と下の歯が少し離れているのが正常な状態です。
しかし、クセやストレスなどによって、強く歯を噛みしめていることがあります。
また、寝ている時に歯ぎしりをしていることがあります。

こういった負担が積み重なると、歯が削れてきたり、欠けたりします

歯が抜けないようにするために

歯が抜けないようにするために

健康な歯を長く保つためには、上記2つの原因を防ぐことが重要です。
毎日、正しい歯みがきをしてお口の中を清潔にしましょう。

また、無意識のうちに歯を食いしばるクセのある人は、そのクセを治す必要があります。
寝る時には、マウスピースを装着することも有効でしょう。

抜けた歯を放置すると

抜けた歯を放置すると

歯は1本ずつ独立して固定されていますが、実はお互いに様々な影響を与え合っています
例えば、普段は意識することがないと思いますが、歯は両隣の歯と支え合うことで同じ方向を向いています。
もし、歯が抜けたままにしておくと、その両隣の歯は支えがなくなって倒れてきてしまうのです。
上の歯が抜けると、その歯と噛み合っていた下の歯への荷重がなくなり、どんどん伸びてきます。
下の歯が抜けた時も同じです。
このように、歯というのは全体のバランスによって成り立っているものなのです。

そして、歯を失い噛めなくなると、全身にも影響が出てきます
まず、しっかりと噛まずに飲み込むことで、消化器系への負担が増え、栄養の吸収も悪くなります。
また、噛むことで脳への血流が活発になるのですが、これが阻害されてしまいます。
さらに、歯を失うと残った片方の歯ばかりを使うことになるので、顎のバランスが悪くなり、顎関節症を引き起こすことにもなります。

このように、たった1本の歯の欠損でも、他の歯や全身にどんどん悪影響が出てきます
倒れた歯は戻すことが難しく、場合によってはその歯も抜かなければなりません
残った健康な歯と身体を保つためにも、もし歯が抜けたら必ず速やかに治療を受けるようにしてください。